2012.07.23
雨に濡れて街灯が反射する道を遠回りして帰ってきた
霧雨になったり雨粒が落ちる速度がまばらな
ここ2日間の雨は生きているようでどこか落ち着いた
失うことから得ることについて考えている
得ることから失うことについて考えている
でも失うも得るも何もないのかもしれない
所有という概念はすべて幻想のようなものなのかもしれない
ただ反射的に何かを失ったときはトンネルの先にちいさく光る
希望のような出口を探したりもする
出口に辿り着き日常が始まり景色に見慣れ飽和状態になると
自分が歩んでいる道を疑ってしまうこともある
そういうときは眠るのが一番なのかもしれない