2012.06.22
宮沢賢治の貝の火を読んでいた
久しぶりに眠れぬ夜を過ごしている 街が少しずつ水色になっていき 開けた窓から雨の音と鳥の声が聴こえる
明け方の街はとても静かで 雨の音がいつもより意思を持って なにか話しかけてくれているようでどこか贅沢な気分だ
何て言っているのだろう そういえば今日見かけた猫もたくさん何かを 話しかけてくれていた
意味を認識できない声が音なのだとしたら 音は時として言葉よりも慈悲深いときがある
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